子どもの教育のために、お手伝いをすることは様々な場面で推奨されています。
中でも料理を一緒にするのは、効果抜群。
今回は0歳児から一緒にできるお手伝いを紹介します。
まずは食材に興味をもとう!
離乳食をはじめる前におすすめ 「食材見つけ」
ボールや歯固めを手にもって遊んでいる時期、食材をまるごと赤ちゃんの前に置いてみてください。手で触ったり、においをかいだり、口に入れたりして食材を認識していきます。
「りんご、なし」「みかん、レモン」「パプリカ、ピーマン」など似ているけど違う種類の食材を比べさせても面白いです。続けていくと、1歳になるころには、食材を区別して渡すこともできるようになりました。(「りんご取って」→(りんごを手にもって)「あい」)
※食材を口に入れて飲み込んでしまうことがないよう、近くでパパやママが必ず見守り、飲み込めない大きさや硬さのものにしてください。
10カ月を過ぎて 料理のお手伝い5選
「握る」「破る」「(積み木などを)置く」という動作ができるようになると、お手伝いスタート!
次のようなお手伝いができるようになりました。
お味噌汁の出汁とり用 煮干しを入れる
準備するもの
・空のお鍋
・にぼしの入った容器
お手伝いの仕方
容器からにぼしを掴んで、お鍋の中に入れる
パパやママの関わり
にぼしのある容器を指さしてそこから取るよう促したり、お鍋を指さしてそこへ入れるように促した りします。
はじめはお鍋に直接入れないことや、にぼしを一気に何匹も取って投げ散らかしたりしますが、そんな時はしつこくさせずにパパやママがお鍋に入れてあげてください。
少しでもよい行動の時は大袈裟に褒めてください。「よく掴めたね」「ちゃんと鍋に入れたね」など声をかけながら拍手をすると、赤ちゃんも一緒に拍手をすることもあります。
また、1匹ずつ掴めるようになったら、「1匹、2匹・・・」とパパやママが近くで数えながら見守るといいでしょう。
レタスをちぎる
準備するもの
・ボール
・レタス
お手伝いの仕方
ボールに入れたレタスを一緒にちぎる
パパやママの関わり
一緒に目の前でレタスをちぎって見せると赤ちゃんも真似します。
レタスに切れ目を入れて渡すと赤ちゃんが少し引っ張っただけでちぎれることもあります。
キノコをさく
準備するもの
・ボール
・キノコ(しめじ、まいたけ など、軸がしっかりしている物がさきやすいです)
お手伝いの仕方
ボールに入れたキノコを一緒にさく
パパやママの関わり
一緒に目の前でキノコをさいて見せると赤ちゃんも真似します。
赤ちゃんが一人で両手に持ってさくことが難しい時は、パパやママがきのこをもって、赤ちゃんにキノコの傘を持たせて少し引っ張っただけでさけるようにするとよいです。
食材をお皿にのせる
準備するもの
・食材(②でちぎったレタスなど最適です)
・お皿
お手伝いの仕方
ボールに入れた食材を、目の前に置いたお皿にのせる
パパやママの関わり
お皿にきれいに盛ることはできず、あくまでボールに入った食材をつかんでお皿の上で手を放して入れるようになります。パパやママはちゃんとお皿に入れられたら褒めてあげ、入れられない物やお皿に散らかった物は仕上げにきれいに盛り付けてください。
コーンフレークを細かく砕く
準備するもの
・ジップロック
・すりこぎ(なければ棒状の物)
・コーンフレーク
お手伝いの仕方
ジップロックに入ったコーンフレークをすりこぎで叩いて細かくする。
パパやママの関わり
すりこぎで机や自分の手を叩かないように、気をつけて見てあげてください。
細かくしたコーンフレークはフライの衣にするとおいしいですよ。
コーンフレークの他に、ナッツやにんにくチップ等もできます。
おわりに
0歳でも工夫次第でお手伝いできることはたくさんあります。
ただ、正直、お手伝いさせないほうが早く料理できます。あくまで赤ちゃんの成長のためにすることですので、初めからうまくできなくて当然ですし、時間もかかります。
パパやママが余裕がある時に、一緒に作業しながらできることを増やしてあげてください。
できない時は細かく注意したりせず淡々と片づけたり手伝ったりして、できた時に大袈裟かなと思うくらいしっかり褒めてあげるといいですよ。赤ちゃんもよい行動を気持ちよく覚えていきます。
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